「何社受けても、全然受からない…」
子育て主婦がパート探しをしていると、そんな状況に直面することがあります。
面接で落ち続けると「私って社会に必要とされていないのかな?」と気持ちが沈んでしまうこともありますよね。
でも実は、子育て中の主婦がパートで受かりにくいのには、いくつか共通した理由があります。
この記事では、私自身が体験した「受からない現実」と、そこから気づいた原因、そしてどう働き方を変えたのかをお伝えします。
同じように悩んでいる方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。
子持ち主婦がパートに受からない主な理由
パートの面接に落ち続けると「私に何が足りないんだろう?」と感じてしまいますが、実は個人の能力よりも子育て主婦ならではの事情が影響していることが多いです。
ここでは、採用されにくい主な理由を整理してみます。
土日勤務が必須の職場が多い
子育てしながら仕事をすると、どうしても時間や曜日に制約が出てきますよね。
特にサービス業や販売業では「土日は基本的に出勤してほしい」と言われるケースが多く、ここが大きな壁になります。
例えば「日曜日は子どもの預け先がない」「家族の予定が合わない」となると、採用側からは「土日に出られないなら難しい」と判断されてしまうことが少なくありません。
求人欄に「土日祝は要相談」と書かれていても、実際は相談の余地がないケースもあり、結果的に「条件に合わない」とされてしまうのです。
勤務時間に制約がある
子育てしながら仕事をすると、どうしても時間に制約が出てきてしまいますよね。
子どもが幼稚園に通っている間の「10時~13時までしか働けない」とか、「子どもの送り迎えで残業できない」といった条件は、どうしても発生します。
でも採用側からすると、そのような条件はシフトに組みにくいと感じられてしまい、不採用の理由になってしまうこともあります。
子どもの体調不良による欠勤リスク
小さな子どもがいると、どうしても避けられないのが「急な体調不良」です。
朝は元気に登園していても、昼に園から「熱が出たので迎えに来てください」と連絡が入ることは珍しくありません。
働くお母さんにとっては仕方のないことですが、採用側からすると「急に休まれるかもしれない」という不安要素になってしまいます。
実際、子育てに理解のある職場なら「お互いさま」とカバーし合えるのですが、そうでない職場では「戦力にならないのでは」と見られて、不採用につながることもあるのです。
長く続けてもらえないと思われやすい
子どもが小さいうちは「子どもが大きくなったら辞めてしまうのでは?」と採用側に思われやすいのも、子育て主婦が不利になる理由のひとつです。
特に、主婦が少ない職場や子育てへの理解が薄い職場では、「せっかく教えてもすぐに辞めてしまうのでは」と懸念されてしまうことがあります。
一方で、主婦が多い職場や子育て世代が多い環境では「お互いさま」という雰囲気があるため、理解も得やすく長く働きやすい傾向にあります。
つまり、採用されやすいかどうかは「本人のやる気」よりも、職場の環境や理解度 に左右される部分が大きいのです。
私がパート面接で落ち続けた体験談
私は学生時代にスーパーのレジ打ちをしていた経験があり、「レジなら自信がある!」と思っていました。
長男が幼稚園に入るタイミングで、外で働こうと決意。最初に受けたのは近所のスーパーのレジでした。
何度か買い物に行ったことがあり、いつもレジが混んでいたので「ここなら自分のスキルを活かせる」と考えていたんです。
店長土日は基本出てくださいね



土曜日は預け先がありますが、日曜日は無理で…



サービス業は土日出勤が当たり前ですよ?



はぁ。。。(´Д`)
求人票には「土日祝は要相談」と書かれていたので期待していましたが、実際には「相談の余地なし」でした…。家庭の事情を説明しても受け入れてもらえず、不採用となりました。
その後も別のスーパーを3件ほど受けましたが、結果はすべて同じ。「土日が出られない」というだけで、面接すら通らなかったのです。
当時は「できないことを必死に取り繕ってどうするんだろう?」と自分に問いかける瞬間もありました。
この経験を通じて、サービス業は小さな子どもを育てながら働く主婦にとってハードルが高い、と実感しました。
受からない日々のあとに出会えた職場
不採用が続き、自信をなくしかけていた頃。
地元で「土日祝休み・10時〜15時勤務」という好条件の倉庫作業の求人を見つけました。
「ここなら子どもの送り迎えに支障がない!」と急いで応募。面接に挑みました。



子どもの急な体調不良や園からの呼び出しがあった場合、欠勤や早退をお願いすることもあるかもしれません…



うちは子育て中のお母さんが多いので、何かあれば遠慮なく相談してください!
その一言に、胸のつかえがスッと軽くなったのを今でも覚えています。
「ここで働きたい!」と心から思った瞬間でした。
翌日には採用の連絡をいただき、約1年間この職場でお世話になりました。
条件が合い、人間関係にも恵まれ、子育てをしながら安心して働けた経験は、今の私にとっても大きな財産になっています。
受からないからといって落ち込む必要はない
パートの面接に何度も落ちると、自分を否定されたような気持ちになってしまいます。
でも、それは決して「自分の能力が足りないから」ではありません。
多くの場合、理由は子育てと職場の条件が合わなかっただけ。
実際に私も、スーパーでは何度も落ち続けましたが、子育てに理解のある倉庫作業ではすぐに採用が決まりました。
つまり「落ちた=自分がダメ」というわけではなく、ただ「職場と条件が合わなかっただけ」なんです。
妥協せず探し続ければ、子育て中でも安心して働ける場所は必ず見つかります。
パートにこだわらない選択肢|在宅ワークも視野に
「どうしてもパートに受からない…」と悩む子育て主婦の方に伝えたいのは、外で働くことだけが選択肢ではないということです。
・土日に働けなくても大丈夫
・子どもの急な体調不良にも対応しやすい
・家族の予定に合わせて働ける
・初期費用がほとんどかからず始められる
といったメリットがあります。
私自身も、子どもの成長や生活リズムに合わせて、最終的に在宅ワークを選びました。在宅ワークは「主婦だからこそ」両立しやすい働き方のひとつです。
まずはクラウドソーシングなど、気軽に始められるものから試してみるのがおすすめです。


在宅ワークに興味のある方は「在宅ワークの始め方レッスン」をチェックしてみてくださいね♪
まとめ|子持ち主婦がパートに受からないのは「よくあること」
子持ち主婦がパートに受からないのは、決して珍しいことではありません。
多くの場合、落ちる理由は「能力不足」ではなく、
- 土日勤務が必須
- 勤務時間の制約
- 子どもの体調不良リスク
- 長く続けてもらえないという先入観
といった子育てと職場の条件のミスマッチです。
私自身も不採用が続いて落ち込んだ経験がありますが、最終的には条件の合う職場に出会えました。そして今は在宅ワークという選択肢にシフトし、子育てと両立しながら働けています。
「落ち続けている=自分がダメ」ということではありません。焦らず、条件に合った働き方を探してみましょう。










