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オンライン秘書に資格は必要ある?現役で働く私が語るリアルな実情

オンライン秘書という働き方に興味があっても、「やっぱり資格がないと無理かな…」そんなふうに思って、なかなか一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

実は私自身も、駆け出しのころはずっと同じように悩んでいました。

SNSで他の秘書さんのプロフィールを見ると、「秘書検定1級」「簿記2級」「MOS」などの資格が並んでいて、「私は何も持っていない…」と、羨ましい気持ちでいっぱいだったんです。

「結果を出してるあの人は、きっと資格があるからだ」「私も何か取らなきゃ!」と思って、資格取得を考えた時期もありました。

今では、オンライン秘書として4年以上仕事を続けています。

この記事では、「資格がないと始められないかも…」と不安に思っている方に向けて、実際にオンライン秘書として働いてきた私のリアルな視点をお届けします。

目次

オンライン秘書に資格は必要?

結論からお伝えすると、オンライン秘書になるために、資格は必須ではありません

実際に私は、何の資格も持たずに4年以上この仕事を続けていますが、資格がないことを理由にお断りされたことは一度もありません。

とはいえ、SNSやネットで「秘書検定1級」「簿記2級」「MOS」などの資格を紹介している投稿を見かけると、「やっぱり何か持っていた方がいいのかな…」と不安になる気持ちもわかります。

でも、実務の現場で重視されるのは、「どんな資格を持っているか」よりも、「どんな対応ができるか」「どんな姿勢で向き合えるか」です。

資格があっても動けない人、資格がなくても信頼されて活躍している人、どちらもたくさん見てきました。

だからこそ、「資格がないからできない」と思い込んで一歩を止めてしまうのは、本当にもったいないです!

よく取り上げられている資格とそのリアル

オンライン秘書について調べていると、「これを持っていると安心される」「この資格があれば仕事が取りやすい」といった情報を見かけることもあるかと思います。

たしかに、クライアントさんの中には「資格があると安心する」という方もいますし、プロフィール欄に書ける“強み”として捉えている方も多い印象です。

ここでは、実際にオンライン秘書のプロフィールや発信でよく見かける資格をいくつかご紹介しながら、「本当に役立つのか?」「持っていないと不利なのか?」という視点も交えてお話ししていきます。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

WordやExcelのスキル証明として知られるMOS。パソコン業務が多いオンライン秘書には、一見ぴったりの資格に思えるかもしれません。

実際、派遣で企業に常駐するような事務職であれば、今でもMOSは一定の評価を得やすいと私も感じています。WordやExcelを使いこなすことが前提になる場面では、「資格がある=一定のスキルがある」と判断されることもあるからです。

ただ、オンライン秘書の仕事はその名の通り“オンラインで完結する”働き方なので、クライアントさんとのやり取りも、基本的にはチャットツールやクラウド上での共有が中心になります。

そのため、Excelファイルを添付して送る → クライアントが編集 → こちらがまた開いて確認・修正 → 上書き保存して送り返す…という流れでは、手間がかかるだけでなく、「上書きし忘れ」などのミスにもつながるリスクがあります。

こうした背景から、実務ではGoogleスプレッドシートやNotionのような、リアルタイムで共有・編集できるツールが主流になっています。

MOSの資格を持っていなくても、こうしたクラウドツールを問題なく使えるスキルがあれば、まったく問題ありません。

むしろ、MOSの資格はあるけれど、Googleスプレッドシートの操作に慣れていない方も実際に見かけます。状況に応じて柔軟に対応できる人のほうが、現場ではよほど重宝されると思います。

秘書検定(1級・準1級など)

秘書としてのマナーや対応力を学べる資格として有名な秘書検定。

「秘書」という言葉がついているため、取っておいた方がいいのかな?と不安になる方もいるかもしれませんが、正直、この資格があるから採用されるということはほぼありません。

もちろん、名刺交換や言葉づかい、敬語のマナーに自信がない人にとっては、学び直しのきっかけとして役立つことはあると思います。

でもそれは、資格を取ることで“評価される”というより、自分の中で「自信をつける」ための手段として捉えるのが良いのではないかと思います。

簿記3級

オンライン秘書として経理業務や請求書発行などを扱いたい場合は、簿記の知識があると非常に役立ちます。

特に日商簿記2級以上を取得していれば、会計や仕訳の基礎が理解できているという評価を得られ、経理系の案件にも自信を持って対応しやすくなります。

とはいえ、3級レベルの知識でも、経理未経験の方にとっては十分価値のあるスキルです。収支バランスの感覚や、請求書作成・記帳などの基礎業務に活かせる場面は多いからです。

私自身、今でも「簿記は取っておきたいな」と思っている資格のひとつでもあります。というのも、お金の流れというのは、どの仕事・どの業界でも絶対になくならない本質的な部分だと思うからです。

もちろん、今後AIや自動化ツールが進化して、経理業務の一部は効率化されていくかもしれません。でも、「数字の意味を読み取る力」や「予測・判断ができる感覚」は、やはり人が介在する価値のある部分です。

その意味でも、簿記は経理やお金に関わる仕事をするなら、確実に武器になります

資格がなくても大丈夫な理由

オンライン秘書として働く上で、資格がないことが不利になる場面は、実際ほとんどありません

私自身、何の資格も持っていない状態でスタートしましたが、お仕事がもらえなかったことは一度もありませんでした。むしろ、初めての案件を丁寧にこなしたことで、次のお仕事につながり、少しずつ経験と信頼を積み上げていくことができました。

たしかに、プロフィールに資格が書いてあると安心材料にはなるかもしれません。

でも、実際の現場では「どんな資格を持っているか」よりも、「どんな姿勢で対応できるか」「柔軟に動けるか」がずっと大切だと思います。

たとえば、資格は持っていても「返信が遅い」「細かい確認を怠る」「気づいたことをそのままにする…。」そんな人よりも、たとえ未経験でも、クライアントの意図をくみ取って丁寧に対応できる人が、信頼される場面をよく目にしてきました。

また最近では、ChatGPTをはじめとするAIツールや、Notion、スプレッドシートなどの業務効率化ツールを活用できるかどうかのほうが、実務ではよほど役に立つこともあります。

実際、クライアントさんが「このツールを導入したいんだけど、使いこなせなくて…」と相談してくる場面もよくあります。そうしたときにすぐ対応できれば、それだけで安心感を持ってもらえるんです!

今の時代、柔軟に対応できる力や、自分で調べてやってみる力のほうが、ずっと価値があります。

だからこそ、今「資格がないからできない」と思っている方がいたら、それは思い込みです。

大丈夫です◎今のあなたでも、十分スタートラインに立てます。

強いて言うなら「この資格があると便利」

ここまでお伝えしてきたように、オンライン秘書として働く上で資格は必須ではありません。ただ、強いて挙げるなら「あると便利かも」と感じる資格もいくつかあります。

たとえば、案件によっては「簡単な経理ができる方」「社会人マナーがある方」など、スキルというより“前提の理解”を求められることがあります。

そんなとき、以下のような資格を持っていると、初対面のクライアントから安心感を持ってもらえることもあるかもしれません。

簿記(3級)

簿記については、先ほども少し触れましたが、やはり「あると便利だな」と感じる資格のひとつです。

経理系の案件や、お金まわりの業務を受けたい方にとっては、簿記の知識は大きな武器になります。

とくに日商簿記3級程度の内容でも、請求書作成や支出管理などの業務で役立つことが多く、数字に強い印象を与えることができます。

私自身も、いつか取っておきたいなと思っている資格のひとつです。

経理はどの業界でも必要とされる分野ですし、AIが進化しても「数字の背景を理解する力」は人にしかできない部分だと思っています。

ビジネス実務マナー検定

秘書検定よりも知名度は低いかもしれませんが、ビジネス実務マナー検定はビジネスメールや電話応対、敬語の使い方など、社会人としての基本マナーが学べる資格です。

未経験で社会復帰する方や、「メールの書き方に自信がない」という方にとっては、自分の中での“安心材料”として役立つ部分があると思います。

ただし、これらの資格を持っているからといって、採用率が劇的に上がるというわけではありません。大切なのは、「資格があるかどうか」ではなく、クライアントの不安をどれだけ解消できるか、です。

その意味では、知識があることを示せるツールとして、こうした資格が補足になるケースはあるかもしれません。

資格より大切なのは“まずやってみること”

「何か資格を取ってからじゃないと始められない」と思い込んで動けなくなるのは、正直すごくもったいないです。

私も駆け出しの頃は、「何か持っていないとダメなんじゃないか」と不安に感じていました。実際に資格を調べたり、講座を探したこともあります。

でもそのとき、たまたまいただいた案件に思い切って挑戦してみたことで、私はこの働き方を始めることができました。

「やったことがないから不安」という気持ちは、誰にでもあります。でも実は、やってみないと“何が足りないか”も見えてこないんですよね。

たとえば、Canvaが必要になったら「じゃあ使ってみようかな」と触ってみる。スプレッドシートが出てきたら、「とりあえず検索して調べてみよう」とやってみる。

そんな小さな一歩が、実務につながるスキルになり、結果的に自信になっていきます。

完璧じゃなくて大丈夫です。資格がなくても、経験を通して学んでいくことはたくさんあります!

何かを始めるときに、本当に必要なのは“資格”じゃなくて“行動する勇気”です。

まとめ|資格がなくても大丈夫

オンライン秘書という働き方は、特別な資格がなくても始められます。実際、私も無資格でスタートし、ひとつひとつの経験を重ねながら、少しずつ自信をつけてきました。

もちろん、簿記やビジネスマナーなど、あると安心されやすい資格は存在します。でも、それがないからといって「できない」「選ばれない」ということはありません。

大切なのは、“資格を持っているかどうか”ではなく、今のあなたが「やってみたい」と思えているかどうか。

たった1つの行動が、次の経験につながり、経験がスキルにつながっていきます。

まずはできることから、一歩を踏み出してみてくださいね。

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